ゾンビ3

闇姫「はてなダイアリーではお初でございます。皆様。闇姫只今参上いたしました。
さて。ミステリアス・パートナー、今夜のお題はなんですの?」
ミステリアス・パートナー「C級スプラッタームービー『ゾンビ3』だ。
この映画ははっきり言ってゲテモノ。あのルチオ・フルチでさえ高級に見えてしまう
という代物だ。」
闇姫「ふふ・・・『ゲテモノ』心地良い響きですわ。このようなすさんだ・おぞましい・
グロ満載の映画を観ることで人心はますます荒廃してゆくことでしょう。なんという
素晴らしい作品であるのかしら?」
ミステリアス・パートナー「闇姫よ。そのとおりだ。地球人類を滅亡させるには
直接手をくだす必要はない。互いに殺し合いを始めるのを待つだけだ。ふふ。」
闇姫「では『ゾンビ3』について。まずなぜ『3』なのかがはっきりしませんね。」
ミステリアス・パートナー「ジョージ・A・ロメロのゾンビ三部作は『ナイト・オブ・
ザ・リビング・デッド』『ゾンビ』『死霊のえじき』ということになっている。
つまりロメロ版ゾンビでは『死霊のえじき』がゾンビ3というわけだ。
闇姫「そういえばダン・オバノンが『バタリアン』を作った時、「ゾンビの続編」
と言ったことがありましたね。しかしこの映画は『バタリアン』とも関係ないようです。」
ミステリアス・パートナー「すると。イタリアンホラーの文脈でこの映画を観る必要
がある。」
闇姫「先ほど名前がでたルチオ・フルチの代表作『サンゲリア』との関係が深いのでは?」
ミステリアス・パートナー「そのとおり。この映画の特殊メイクはフルチお抱えの職人
「ジノ・デ・ロッシ」だ。とすると。」
闇姫「『ゾンビ3』は『サンゲリア』の続編ということになりますか?」
ミステリアス・パートナー「いや『ビヨンド』や『地獄の門』との関係も気になる。」
闇姫「とすると・・・この『3』というのは単なる「二匹目のドジョー」をすくうための
かんむりということになりそうですね。」
ミステリアス・パートナー「そのとおりだ。このようないい加減さこそ。イタリアンホラー
の醍醐味。職人爺とホラーおたくのなかでも嫌う者が多いフルチのさらに下世話な線を
ゆく作品というわけだ。」
闇姫「このような作品が世にはびこってくれることは大いに結構。」
ミステリアス・パートナー「ふふ。ゲテモノばかり観ていればゲテモノのような人間が
できるというわけか?闇姫よ。」
闇姫「よろこばしいことですね。それではみなさま今夜はここまでですわ。良い夢を。
真夜中のチャイルドたち・・・」
というわけで〜。
正体不明のゾンビ映画『ゾンビ3』ガブリエル・クリサンティ監督、徳間コミュニケーションズ
発売。のレヴューでした〜!!
<おしまい>